2015年 05月 25日
セントラルパークでの強盗・恐喝事件 |
平成27年5月22日
在留邦人の皆様及び旅行中の皆様
在ニューヨーク日本国総領事館
※本メールは,総領事館からのお知らせとして『パークアベニュー299』の名称で皆様に情報を発信しています。
パークアベニュー299 第17号
~警備班より~
●セントラルパークでの強盗・恐喝事件の発生
5月に入り,ニューヨーク市マンハッタン区のセントラルパーク内で強盗・恐喝事件が4件発生(5月21日現在)しています。いずれも,日の入り後の午後8時15分ころから午前1時ころまでに発生しています。セントラルパークは,午前1時から午前6時まで閉園となっていますが,街灯がない所も多く,日の入り後は真っ暗になります。このような犯罪被害に遭わないためにも,日の入り以降は,セントラルパーク内を通行しないようにしてください。
(事件概要)
①5月2日(土)午後9時30分ころ,ヘックシャー・ボールフィールズにて,男女2名が,男女の集団に刃物で脅されたり,スタンガンで暴行されるなどして,金品を強奪される。(犯人集団の一部はその後に逮捕)
②5月3日(日)午前1時ころ,81番通りを歩行中の男性が,背後から首を絞められ,銃で脅された際に気絶し,リュックサック及び財布を強奪される。
③5月9日(土)午後8時15分ころ,110番通り近くのイースト・ドライブを歩行中の女性が,刃物を持っていると言う男に脅され,財布を恐喝される。
④5月20日(水)午前0時45分ころ,77番通り近くを歩行中の男性が,男に服をつかまれ,身につけていた腕時計を恐喝される。
~領事部より~
●ニューヨーク市の治安について
先日,深夜1時頃,仕事を終えた在留邦人男性が帰宅途中にマンハッタン区43丁目(5番街と6番街の間)の路上で不良少年4人に囲まれ暴行される事件がありました。被害邦人は,メガネを割られ,顔面及び手を負傷し出血しましたが,たまたま通りかかったニューヨーク市清掃車の運転手が911通報し,20分以内に犯人4人のうち3人が捕まりました。
ニューヨーク市の治安は2000年以降急激に改善され,犯罪発生件数は減少傾向にあります。特にマンハッタンのミッドタウンやダウンタウンは安全と認識されている方も多くおられると思われますが,東京都の犯罪発生件数と単純比較すると殺人は3倍以上,傷害は6倍以上の事件が発生しています(2013年統計より)。ニューヨーク市は決して安全な都市ではないことを改めて認識して行動することが肝要です。
当館ホームページでは月毎にニューヨーク市の殺人・強盗・傷害事件発生状況を,四半期毎に邦人の犯罪被害事例等を掲載しています。日々の安全対策の参考として下さい。
※安全対策情報
http://www.ny.us.emb-japan.go.jp/jp/j/index.html
●メガネ詐欺(恐喝)に気をつけましょう
昨年末,皆様へ「メガネ詐欺(恐喝)にご注意下さい!」と題した注意喚起を発出しました。今年に入り,邦人1名から被害報告(被害額100ドル)があり,また邦人2名から同様の手口に遭遇したとの報告がありました(いずれの事案もニューヨーク市マンハッタン区内の繁華街で発生)。この2名は,いずれも当館発出の注意喚起メールを読んでいて,メガネ詐欺の手口と対処法について知っていたので,「警察へ行こう」と言うと相手はすぐに立ち去ったそうです。依然としてメガネ詐欺が横行していますので気をつけましょう。
※メガネ詐欺(恐喝)にご注意下さい!(注意喚起)
http://www.ny.us.emb-japan.go.jp/jp/p/kinkyu/2014/December-30.html
●子どものしつけと児童虐待
アメリカにおける児童虐待に対する考え方が日本とは異なる点について,これまでも皆様にお伝えしてきました。
アメリカでは,子どもは社会の宝として社会全体で守るとの考えの下,医療従事者や教職員などには,児童虐待について疑いも含め児童保護当局への通報を義務づけています。
日本では,性の異なる親と乳幼児が入浴したりすることは一般的ですし,危険なことをした場合には大きな声で叱ったり,時には強く力で制したりすることもあるでしょう。
このようなことを主治医,担任教師や近隣住民などが見聞きした場合には,児童虐待の疑いがあるとして児童保護当局に通報して,当事者(親)は当局の調査を受けることがあります。
この調査に際しては,日米の文化や風習の違いなどもあり,虐待事案と取り扱われ,親が虐待加害者として警察の取り調べを受けたり,裁判に出廷しなければならなくなる場合もあります。
なお,児童保護当局が介入することは,同局が親とともに児童を健全に育成することが目的であり,親を罰したり,子を隔離させることが目的ではありません。そのため,必要に応じ,子の養育について親に対して助言したり,カウンセリングの指示を出すことがあります。アメリカでは,このような形で児童保護当局が介入することが一般的ですので,十分理解して適切に対応することが求められます。
お子さまのいるご家庭では,子育てをする上で,ひとりひとり成長過程が違うなど様々な個性がありますし,外国での育児で日々ご苦労が多いことと思います。親族や気の置けない友人などに相談したり,支援を得るなどして,くれぐれもストレスを溜めないようにお気をつけください。
●在留届の滞在期間超過のお知らせメール送信開始について
http://www.ny.us.emb-japan.go.jp/jp/b/2015-05-18-ezairyu.html
******************************************************************
■本お知らせは,安全対策に関する情報を含むため,在留届への電子アドレス登録者,「緊急メール/総領事館からのお知らせ」登録者,外務省海外旅行登録「たびレジ」登録者に配信しています(本お知らせに関しては,配信停止を承れませんのでご了承願います。)。
■本お知らせは,ご本人にとどまらず,家族内,組織内で共有いただくとともにお知り合いの方にもお伝えいただきますようご協力のほどよろしくお願いいたします。
■在留届,帰国・転出等の届出を励行願います。
緊急時の安否確認を当館から行うために必要です。
以下のURLから所定の用紙をダウンロード後,FAXで(212)755-2851までご送付ください。
http://www.ny.us.emb-japan.go.jp/jp/b/02.html
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在留邦人の皆様及び旅行中の皆様
在ニューヨーク日本国総領事館
※本メールは,総領事館からのお知らせとして『パークアベニュー299』の名称で皆様に情報を発信しています。
パークアベニュー299 第17号
~警備班より~
●セントラルパークでの強盗・恐喝事件の発生
5月に入り,ニューヨーク市マンハッタン区のセントラルパーク内で強盗・恐喝事件が4件発生(5月21日現在)しています。いずれも,日の入り後の午後8時15分ころから午前1時ころまでに発生しています。セントラルパークは,午前1時から午前6時まで閉園となっていますが,街灯がない所も多く,日の入り後は真っ暗になります。このような犯罪被害に遭わないためにも,日の入り以降は,セントラルパーク内を通行しないようにしてください。
(事件概要)
①5月2日(土)午後9時30分ころ,ヘックシャー・ボールフィールズにて,男女2名が,男女の集団に刃物で脅されたり,スタンガンで暴行されるなどして,金品を強奪される。(犯人集団の一部はその後に逮捕)
②5月3日(日)午前1時ころ,81番通りを歩行中の男性が,背後から首を絞められ,銃で脅された際に気絶し,リュックサック及び財布を強奪される。
③5月9日(土)午後8時15分ころ,110番通り近くのイースト・ドライブを歩行中の女性が,刃物を持っていると言う男に脅され,財布を恐喝される。
④5月20日(水)午前0時45分ころ,77番通り近くを歩行中の男性が,男に服をつかまれ,身につけていた腕時計を恐喝される。
~領事部より~
●ニューヨーク市の治安について
先日,深夜1時頃,仕事を終えた在留邦人男性が帰宅途中にマンハッタン区43丁目(5番街と6番街の間)の路上で不良少年4人に囲まれ暴行される事件がありました。被害邦人は,メガネを割られ,顔面及び手を負傷し出血しましたが,たまたま通りかかったニューヨーク市清掃車の運転手が911通報し,20分以内に犯人4人のうち3人が捕まりました。
ニューヨーク市の治安は2000年以降急激に改善され,犯罪発生件数は減少傾向にあります。特にマンハッタンのミッドタウンやダウンタウンは安全と認識されている方も多くおられると思われますが,東京都の犯罪発生件数と単純比較すると殺人は3倍以上,傷害は6倍以上の事件が発生しています(2013年統計より)。ニューヨーク市は決して安全な都市ではないことを改めて認識して行動することが肝要です。
当館ホームページでは月毎にニューヨーク市の殺人・強盗・傷害事件発生状況を,四半期毎に邦人の犯罪被害事例等を掲載しています。日々の安全対策の参考として下さい。
※安全対策情報
http://www.ny.us.emb-japan.go.jp/jp/j/index.html
●メガネ詐欺(恐喝)に気をつけましょう
昨年末,皆様へ「メガネ詐欺(恐喝)にご注意下さい!」と題した注意喚起を発出しました。今年に入り,邦人1名から被害報告(被害額100ドル)があり,また邦人2名から同様の手口に遭遇したとの報告がありました(いずれの事案もニューヨーク市マンハッタン区内の繁華街で発生)。この2名は,いずれも当館発出の注意喚起メールを読んでいて,メガネ詐欺の手口と対処法について知っていたので,「警察へ行こう」と言うと相手はすぐに立ち去ったそうです。依然としてメガネ詐欺が横行していますので気をつけましょう。
※メガネ詐欺(恐喝)にご注意下さい!(注意喚起)
http://www.ny.us.emb-japan.go.jp/jp/p/kinkyu/2014/December-30.html
●子どものしつけと児童虐待
アメリカにおける児童虐待に対する考え方が日本とは異なる点について,これまでも皆様にお伝えしてきました。
アメリカでは,子どもは社会の宝として社会全体で守るとの考えの下,医療従事者や教職員などには,児童虐待について疑いも含め児童保護当局への通報を義務づけています。
日本では,性の異なる親と乳幼児が入浴したりすることは一般的ですし,危険なことをした場合には大きな声で叱ったり,時には強く力で制したりすることもあるでしょう。
このようなことを主治医,担任教師や近隣住民などが見聞きした場合には,児童虐待の疑いがあるとして児童保護当局に通報して,当事者(親)は当局の調査を受けることがあります。
この調査に際しては,日米の文化や風習の違いなどもあり,虐待事案と取り扱われ,親が虐待加害者として警察の取り調べを受けたり,裁判に出廷しなければならなくなる場合もあります。
なお,児童保護当局が介入することは,同局が親とともに児童を健全に育成することが目的であり,親を罰したり,子を隔離させることが目的ではありません。そのため,必要に応じ,子の養育について親に対して助言したり,カウンセリングの指示を出すことがあります。アメリカでは,このような形で児童保護当局が介入することが一般的ですので,十分理解して適切に対応することが求められます。
お子さまのいるご家庭では,子育てをする上で,ひとりひとり成長過程が違うなど様々な個性がありますし,外国での育児で日々ご苦労が多いことと思います。親族や気の置けない友人などに相談したり,支援を得るなどして,くれぐれもストレスを溜めないようにお気をつけください。
●在留届の滞在期間超過のお知らせメール送信開始について
http://www.ny.us.emb-japan.go.jp/jp/b/2015-05-18-ezairyu.html
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■本お知らせは,安全対策に関する情報を含むため,在留届への電子アドレス登録者,「緊急メール/総領事館からのお知らせ」登録者,外務省海外旅行登録「たびレジ」登録者に配信しています(本お知らせに関しては,配信停止を承れませんのでご了承願います。)。
■本お知らせは,ご本人にとどまらず,家族内,組織内で共有いただくとともにお知り合いの方にもお伝えいただきますようご協力のほどよろしくお願いいたします。
■在留届,帰国・転出等の届出を励行願います。
緊急時の安否確認を当館から行うために必要です。
以下のURLから所定の用紙をダウンロード後,FAXで(212)755-2851までご送付ください。
http://www.ny.us.emb-japan.go.jp/jp/b/02.html
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by NY-Toumonkai
| 2015-05-25 22:34
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