
NY稲門会、文化講演部主催の「新酒利き酒会」が3月25日に開かれました。
会場は、通称ヘルズキッチンと呼ばれるミッドタウンウエストに店を構えるレストラン「Kyotofu」(9th Av. 48St.~49St.の間)。参加者は、NY稲門会の谷村会長、浜田副会長、信元副会長、志目代表幹事、西山文化講演部長はじめ31名にのぼりました。
NY稲門会会員で、日本酒「獺祭(だっさい)」の蔵元、旭酒造(山口県周東町)の桜井一宏さんが日本酒セミナーの講師を勤め、日本酒とワインのコンセプトの違い、日本酒の作り方、味わい方などを丁寧に話していただきました。利き酒は、「加茂泉」や「八海山」それに最近NYでも知られている「獺祭(だっさい)」などの貴重な名酒、6銘柄を次々と何杯も楽しむことができました。

お料理は、ジョージタウン大学を卒業後、日本食に興味を持ち、レストラン「Kyotofu」をオープンした、オーナーのMs.二コールさんが用意してくださった日本酒に合った、豆腐やチーズ、魚、肉が出され、それぞれ銘酒とのマッチングを多いに楽しみました。NY稲門会の文化講演は、去年11月に開いた「ワインテースティング」に続くものですが、2回続けて参加した会員も何人もいて好評でした。ちなみに、今回の主役のお酒「獺祭」の由来は、獺(かわうそ)が獲った魚を河原に並べる様が祭りのように見えることから来ていますが、転じて、書斎で書物をあちこちに広げて勉強している様のたとえにもなっているそうで、文化講演にふさわしい企画だったというと言う声も聞かれました。(文責 谷村 啓)